高専生ってどんな生活をしているのかな
イメージ通りなのかな?
今回はそんな方のために僕たち高専生の日常や実態を紹介したいと思います。
目次
高専とは
まずは高専について軽く紹介をします。
高専は中学を卒業した後に入る五年制の学校で、2023年現在全国に51校55キャンパスを構えており、偏差値は60~65の高専が多いです
また、高専の多くは大学の工学部のような学科で、一年生のうちから専門的な内容を学習していきます。
そのため、企業には高専卒の技術者は高い評価を受けており、非常に高い就職率を誇っています。
高専生の生活と高専の実態
知っている方はいると思いますが高専は普通高校とは違い、一年生から授業時間が90分になっています。
そのため基本的には一日四限になっています。また、先生によっては5~10分程度の休憩を挟んでくれますので人それぞれですが、僕個人的には50分が六限より楽に感じました。
先生によって異なりますが数学や情報などの教科では、普通高校のように先生が授業をして生徒がそれを聞くような授業ではなく、先生が学生に課題を与え、学生は与えられた課題をこなすというような形式がとられています。
そのため、自分で工夫をしながら課題をこなすのでより理解をしやすく、頭にも残りやすいです。
また、課題が終わった後は本当に自由なので残りの時間は休憩時間になっています
これはまさに教えられる「生徒」ではなく自ら学ぶ「学生」と言えるでしょう
高専ではあらゆることがほかの高校と違って非常に自由です。
髪が耳にかかっているから校則違反、髪が茶色だから校則違反、ピアスが開いているから校則違反、バイトをしているから校則違反、このようなことは全くなく、高専にはいろいろな髪の色の人やピアスが開いている人、バイトをしている人などがたくさんいます。また、口うるさい先生もめったにいません。しかし、服は高専によっては1~3年生までは制服ということがあります。
これは有名な話だと思いますが、高専は普通高校と違い赤点が異常に高く、60点に設定されています。
そのため高専には留年性がいることが珍しくありません。
この赤点の壁を超えるために高専生はテスト前には必死に勉強をします。
この赤点の高さのおかげで企業からも高い評価を受ける高専卒の技術者が生まれるわけです。
これは、高専のほとんどの学科は情報系で、某高専系YouTuberが言っている通り、このような学科には女子が異常に少ないです。
そのため、高専で青春をすることは難しく、青春をしたい人は高専に行かないか、情報系でない学科に進学することをお勧めします。
最初の高専の説明でも述べた通り、高専は企業からも高い評価を受けているため、就職率は大学より高く、ほぼ100%です。
また、就職率だけではなく進学率も高い水準を維持しています。
高専の本科(1~5年生)を卒業した後に進学するときに二種類の選択肢があり、専攻科に進学してもう二年高専で学ぶか、大学に進学するかで、大学進学を志望する人の多くが国立大学に進学します。
高専生の多くは機会を触ることが好きな人が多く、運動が得意だという人は普通高校と比べて少ないです。
そのためか、ほとんどの部活は遊び程度に活動をしており、「大会で優勝をする」というよりかは「美容と健康のため」や「楽しむ」ということを目的として活動をしていることが多いです。
まとめ
今回は高専のことについて気になる人に向けて、現役高専生の僕が高専の実態について書いてみました。高専は普通高校とは違い、工学的なことを若いうちから学ぶことができるので、優秀な技術者がうまれ、企業から非常に重宝されています。また、校風は自由で、やりたいことがある人にとっては非常に良い学校だと思います。ぜひ行ってみてください。楽しい高校生活が送れますよ。